舞台『おおきく振りかぶって 夏の大会編』は、特定の公演終了後、アフタートーク&ボールスローイベントが実施されました。
この記事では、全公演のアフタートークイベントに参加したレポを記録として残しています。
参加が叶わなかった方の参考になれば幸いです!
◆イベント情報
- イベント名:舞台『おおきく振りかぶって 夏の大会編』アフタートーク&カラーボールスローインイベント
- 開催日:9月7日、12日、13日、14日、15日の公演終了後
- 開催場所:サンシャイン劇場
◆はじめに
舞台にパイプ椅子が置かれ、登壇者がトークをする形です。
すべての回で、初演公演にてシガポ役を演じてくださった筒井俊作さんが司会を務められています。
主に筒井さんの進行でトークが繰り広げられていきます。
この記事に記録している発言等は、私の解釈による要約が含まれます。
◆9月7日トーク内容
【登壇者】
・白又敦(花井役)
・一色洋平(田島役)
・納谷健(初演にて田島役)
・筒井俊作(初演にてシガポ役/司会)
筒井さん「教科書ならぬパンフレットの何ページから何ページを開いて〜。持ってない子は隣の人に見せてもらってね〜」
筒井さん「田島が2人いるから、なんて呼ぼうか?」
納谷さん「たけるー」
一色さん「あ、じゃあ洋平で…」
白又さん「梓で……いや梓って呼ばれるの嫌なんで!花井でお願いします!」
まずは、今作には出演していない納谷さんに、本日の舞台の感想を聞くことに。
納谷さん「オレあっち(客席)で観てたんだけど、舞台にオレ出てくるんじゃないかと思った!」
筒井さん「ぼくもだよ!ぼくら舞台にいたよね!」
次に一色さんに対して「前作の田島をどう意識したか?」というテーマが振られましたが、一色さんの回答は、ひたすら「たけるくんはすごい」を繰り返すばかりでした。
次に白又さんに対して「W田島に挟まれている心境」のような話が振られていましたが、白又さんも、「2人ともすげーから。田島はすげーから」を延々とリピートです。
しまいには3人がパイプ椅子に座ったまま顔を突き合わせて「ありがとうございます」「いやいやありがとうございます」「いやいやこっちのせりふ」と頭を下げ続ける時間がありました。
女子会か同人誌即売会のようでした。台本は用意されていなかったのでしょうか?
白又さんのコメントで強く記憶に残っているものがあります。
「田島の背中を見て葛藤するシーン、最初は一人で心情独白の予定だったけど、うまくできなくて、成井さん(※舞台監督)に相談して、田島に出てきてもらう演出になった。田島の背中を見ながらだと感情がこもった」
こういう工夫や裏話をもっと聞きたかったです。
◆9月12日トーク内容
【登壇者】
・西銘駿(三橋役)
・大橋典之(阿部役)
・安川純平(泉役)
・筒井俊作(初演にてシガポ役/司会)
7日の反省があったのか、今回はちゃんとtalkになっていて、聞いていてストレスがありませんでしたし、内容もおもしろかったです。
安川さん「今回、すごく打率いいんです。泉孝介ってすげーなーって」
西銘さん「ぼくも今回、阿部くんよりたくさん打ってます。指気をつけろとか言われるけど(笑)」
大橋さん「いや、オレも塁には出てるんすよ。でも『阿部くんがフォアボールで出塁したけど0点』って実況だけで省略されちゃって」
筒井さん「つまりそういう演出にした成井が悪いと」
大橋くん「そうは言ってないです(笑)」
演じるにあたってのコメントについては、すごく心に残った西銘さんの言葉があります。
「アニメの三橋を観て、舞台でどうやって表現したらいいかすごく悩んだ。本当はもっとどもりたいし、内に内にこもりたい。でもキャラメルボックスはマイクを使わないから、1番後ろの席まで声を届けるようにって言われて、最初の頃はどうしたらいいかわからなかった。でも、舞台の三橋として、三橋の持ってる強い想いを外に出して行こうと思った。ぼくは西銘なんで、原作とは違う三橋を。原作を好きな人にも納得してもらえる三橋、納得してもらえる“おお振り”になったら嬉しい」
また、ものすごく腑に落ちる大橋さんのコメントもありました。
「ぼくは高校野球やっていたので、おお振りも大好きな作品です。だから阿部隆也役をやらせてもらえて嬉しいです」
どうしてもWキャストということで比較をしてしまいますが、大橋さんは、猪野さんがアドリブするような場面でもちゃんと原作の阿部のセリフを使います。
原作ファンには、そういった原作へのリスペクトがはっきりと伝わっています。それがあるから私は大橋派ですし、大橋さんという俳優を好きになりました。このコメントは、まさに答え合わせのようでした。聞けて良かったです。
◆9月13日トーク内容
【登壇者】
・猪野広樹(阿部役)
・近藤頌利(佐倉役)
・筒井俊作(初演にてシガポ役/司会)
猪野さんと頌利さんがコントみたいに舞台に出てきました。掴みはバッチリ、トークも中身がぎっしり、笑いもありで素晴らしかったです。
筒井さんがインタビューしなくても二人がどんどん話を広げていって盛り上がり、席を立って舞台の再現までしながら、裏話をしてくれました。
「捕手として大変なこと」というテーマでは、《ずっと前を見ているから後ろでなにが起きてるかは稽古で覚えなくてはいけない》、《タイミングや順序は音で覚えている》といった、舞台らしい工夫や苦労話があって聞きごたえがありました!
そこから「横に並んでいる投手とのサイン交換が特に難しい」という話に発展。
崎玉バッテリーの場合は、投手の首振りを大袈裟にしてもらって、頌利さんは目の端で捉えているとのこと。
西浦バッテリーの場合は、猪野さんがサインを出したあとミットを叩くのをわざと大きな音を出しているとのこと。
そうです、アフタートークはこういう話が聞きたかったんです!
頌利さんのコメントにて、「ぼくはサインが上手く出せないキャラクターなんで、サインのやり取りを何度もするんだけど、脚本にはそこまでは指示がなかった」とのこと。
つまり崎玉バッテリーの「あーでもないこーでもない」のサインのやりとりは、自主的だったようです…!
また、正確な言い回しは思い出せないのですが、「前田(※イッチャン役)とわたるさん(※タイさん役)、美丞の方たちと、みんなで、崎玉っていうチームをつくりました」という趣旨のコメントをしており、とにかく崎玉のことが大好きなんだなと強く伝わってきました!
◆9月14日トーク内容
【登壇者】
・西銘駿(三橋役/緊急参戦)
・多田直人(ロカ役)
・武子直輝(倉田役)
・中村太郎(竹之内役)
・筒井俊作(初演にてシガポ役/司会)
・代永翼(アニメにて三橋役/緊急参戦)
元々は美丞組のアフタートークの予定でしたが、急遽、声優の代永翼さんがご登壇されることが決まり、それならばと西銘さんも登壇することになりました。
サプライズ参加のW三橋を目当てに追加でチケットを取った方もいらっしゃるかもしれませんね。
ゲスト中心になってしまわないか心配でしたが、美丞組の話もたっぷり聞けてボリューム満点のトークが繰り広げられました!全体的に美丞組の原作理解度が非常に深く、舞台化にあたっての意識の高さというものを思い知らされました!
多田さん「脚本もらったときに、ここで終わりか!?って思った。原作だとこの後、河合と倉田のやりとりがあったり、オレが倉田を病院に連れてったりして、過去を掘り下げるんだけど。でも、そこまでやると物語が締まらないからここで終わりにするのもわかる。だからオレは自分なりに考えてキャラを演じようと思った」
自分なりに考えた結果のロカさんの演技、大正解すぎますね……!!
この舞台で、多田さんのおかげでロカさんのことを好きになった原作ファン、たくさんいると思います。ちゃんと原作を落とし込んでいただいて、とても嬉しいです。
多田さんが演じるロカさんは、原作の「怖いコーチ」の面を強く保ちつつも、「まだ大学1年生」という二面性も引き出されており、キャラを壊さずに遊んでくれてすごく良かったです!!
武子さん「崎玉は、イッチャンと小山と大地3人ともキャラが濃くて、(崎玉のモブ役として自分も)みんなでワーッてなる。でも美丞は、監督とコーチがいて、選手の『色』はあまり出さない。あと、3年だし。勝ちにいく気持ちもある」
西浦と崎玉と美丞の学年の差の描き方は実際に舞台を観ていて強く感じたので、演者の方からも触れてもらえて嬉しかったです!そうなんです、今回の舞台はそこが最高なんですよね……!!
西浦と美丞の差。高1と高3の差。3ヶ月前まで中学生だった西浦と、3年間を積み重ねた美丞。その差を表現するために、漫画にはない工夫がたくさんあったと思います。
また、武子さんのコメントでは、「ラストの、西広の打席のとき、『この球を受けたら、最後の野球が終わる』と思ってやっている。演じている側として、どんどん気持ちが入っていく」という言葉があり、すごくハッとさせられて、ドキッとしました。
私は西広推しとして、他のファンよりも深く想いであのシーンについて考えている自負がありましたが……、このシーンで倉田がどんな気持ちで西広の後ろにいたのか、考えたことがありませんでした。
「”あのシーン”は西広のシーン」という思考回路でしたが、武子さんのこのコメントを聞いた15日以降、「”あのシーン”は倉田のシーンでもある」という視点を持って観るようになりました。
そしてW三橋のトークでは、西銘さんが「片腕差し出してもいいんで、三橋の声で聞かせてもらえませんか!」と土下座し、代永さんはその熱いリクエストに応え「オレはここでホントのエースになる!」を三橋ボイスで披露しました。
個人的に、代永さんのコメントはハラハラが多かったです。
「こうやって作品が終わってからも舞台化とかして、おお振りを復活させてくれて」
アニメを指しているのはわかりますが、まだ原作が続いているので違和感があります。
また、代永さんから西銘さんに向けて「三橋のバトンを渡したい」という言葉が送られました。
私は、この言葉を聞いた瞬間、「この人はもう三橋をやらないんだな」と頭の片隅で思いました。この言葉だけで判断することはできませんが、代永さんの気持ちとしてアニメ3期は無いのかなと。あったとしても声優交代でしょうか。
◆9月15日トーク内容
【登壇者】
・渡邊安理(モモカン役)
・加藤潤一(和さん役)
・金井成大(初演にて高瀬役)
・筒井俊作(初演にてシガポ役/司会)
金井さん「2月の初演公演で三星学園の柊役を演じました金井です」
筒井さん「いやいやいや、そっちもだけどね!?」
桐青バッテリーが揃ったということで、9月13日にも出た「サインの交換」がトークテーマに挙がりました。
加藤さん「(高瀬は)右投げなので、オレのこと見えるんすよ。なんでオレもそっち(高瀬)を見ちゃいます」
金井さん「他のバッテリーは正面見てやってるけど、オレたちはあえて顔を見るようにやりました。演出では出し切れなかった信頼関係を表現しようと、加藤さんと話し合って」
加藤さん「うちは他の高校よりバッテリー同士の夫婦感が強いから」
安理さんは、9月14日に代永さんから「モモカン役の方の声が、速水さん(※アニメのモモカンの声優さん)にそっくりだった」とベタ褒めされていたことを喜んでいました。
筒井さん「でもモモカンと違って実際の安理ちゃんは球技苦手だったよね」
安理さん「運動神経ないです…。ドッジボールで最後まで残ってるタイプです」
金井さん「あー、よくいる変な動きで逃げる人?」
席を立って謎の挙動不審な動きをする金井さん。
安理さん「そうです(笑)」
筒井さん「今の動きめちゃくちゃ安理に似てたよ!(笑)」
金井さん「本当ですか?じゃあ、ぼく渡邊安理役できますね」
安理さん「その機会にはよろしくお願いします(笑)」
金井さん「はい!あ、ところではじめましてですね」
反射で繰り広げられるトーク、おもしろかったのですが、コミュ強なのか大人が空気読んでるのか……笑。
また、安里さんはベテラン俳優さんらしい素敵なコメントをされました。
「2.5次元というジャンルは初めてです。原作を好きな人が観ることが大前提じゃないですか。だから失礼のないようにって、初日はすごく緊張しました。みなさんの温かい拍手や声援に助けられています」
◆ボールスローイベント
西浦は舞台上から、他校勢は客席に降りてきて投げてくれました。
キャストさんのポジションは固定です。きっちり全員の位置を記憶したわけではありませんが、西広役の亀井さんのポジションは毎回同じでしたので、おそらく他のキャストさんも同じかと。
ここからは個人的なお話になりますが、私は、なんという豪運なのか、12日、13日、15日の計3回、ボールをとれてしまいました。
12日は、私の隣の空席にポトンと落ちたので、拾いました。
13日は、ガラガラの2階でぽつんと1人だけ浮いた席だったのですが、頌利さんが「2階席行くぞー!」と叫んで投げてくれて、ぽーーんと私の膝に、見事なコントロールで飛んできました。本当にびっくりです。
15日は特別観戦シートに座っていて、絶対に頭の上を超えていく位置の席だったのですが、誰もキャッチできなかったのか、後ろから足元にコロコロ転がってきたのを拾いました。
ボールはピンクとグリーンの2色があり、ストライクゾーンのドクロシールが貼られています。
このシールを交換所に持っていくと、B2サイズのポスターがもらえます。
さすがに1人でポスター3枚もらうのは忍びないので、1枚は友人に、もう1枚はロビーで欲しがっていた方に譲りました。


◆まとめ
キャストさんがどんな思いで演じてくれたのかが強く伝わるイベントでした!
参加できなかった方にその思いまで伝われば幸いです!
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